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女性活躍をバックアップ! 育児支援はホワイト企業の重要ポイント

育児支援のポイントは負担を集中させない「柔軟さ」

出勤時間にゆとりを持たせられる体制を

企業の育児支援のポイントは「実際に育児をする人が、働くにあたってどのような困難を抱えているか」を調べていくと分かってきます。

まずネックになりがちなのが就業時間です。
たとえば出勤時に子供を保育園へ送り届ける場合も、毎日無事、時間通りに行動できるとは限りません。
さらに子供の具合が悪い場合は病院へ連れて行く、病児保育を手配するなどの手間もかかります。

こうしたことが日常的に起こりますから、不測の事態でも他の社員の負担を増やすことなく柔軟に対応できるよう、出勤時間にゆとりを持たせ、遅刻という概念自体を変えていく必要があります。

勤務形態自体を見直すこともひとつの手

退勤時間に関してもある程度の柔軟さが求められます。
単に時短勤務を許可する、残業を免除するといった対策だけでは、育児をする人が周囲の社員より先に退勤することに心苦しさを覚え、一方で周囲の社員も「育児中の社員ばかり優遇される」と感じるなど、感情のずれが生じかねません。

コアタイムを定めた上で都合に合わせて勤務時間をずらせる「フレックス勤務」や、基本的に自宅などでリモート勤務をしながら、必要な時だけ出社する「在宅勤務」の制度が整っていれば、育児支援だけでなく長距離通勤が必要な社員にも働きやすい、いわゆる「ホワイト企業」と呼ばれる環境だといえます。

育児中の社員への配慮に限らぬバックアップ体制でホワイト企業に

育児中とそうでない社員の間の、このようなずれは、就業時間に関することだけではありません。

たとえば、育児休業を終えた社員が現場復帰をしても、休業前と同じような働き方をすることは難しい場合もままあります。
保育園・学校の行事等で休まなければならない機会も増えますし、子供の急な体調不良で呼び出されるといったことも少なくありません。休日出勤などにも、気軽には応じられないでしょう。

その穴を埋める対策がないままだと、育児中の社員が負担すべき業務が他の社員へと向かってしまい、職場全体の疲弊につながりかねません。
必要な人員補充や制度改革をせず、手っ取り早く育児中の社員への配慮のみを形にする上辺だけの支援体制では、本当の育児支援とは言えないのです。

育児支援に力を入れることが、ひいてはホワイト企業化につながる

本当の意味での女性活躍、ホワイト企業化を目指すのであれば、誰にもしわ寄せの生じない育児支援を実現しなければなりません。

普段から、誰か一人欠けても仕事が回るという状態に整えられるよう、情報共有を徹底した上で業務フローやスケジュールに余裕を持たせ、残業を前提とした業務体制を改める意識改革が必要です。

育児支援のために体制を変えるのは、企業にとって負担が大き過ぎると考える向きもありますが、そんなことはまったくありません。

育児中の社員のために他の社員の負担が増えワークライフバランスが偏ってしまうより、これからは全社員のワークライフバランスがとれている会社を目指す方が、良い人材が集まるきっかけにもなりますし、入社後の成長も見込めます。
業務も効率化され、余裕ができた社員のモチベーションが高まることで生産性も高まる、つまり、長期的に見て企業のためになるというわけです。

さらに言えば、今や顧客も企業理念をひとつの判断材料として、商品やサービスを選ぶ時代です。育児支援の充実をはかることは、企業にとって大切な使命であるといって良いでしょう。

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【監修者】熊倉 利和

一般社団法人日本IKIGAIデザイン協会 代表理事/IKIGAI WORKS株式会社 代表取締役/IKGAI広場 編集長

新卒であさひ銀行(元りそな銀行)に入行後、慶應義塾大学大学院(MBA)を経て、セルメスタに転職、2011年に代表取締役に就任。2021年、IKIGAI WORKS株式会社を設立。
健康経営伝道師として350社と750万人にデータヘルス計画や健康経営のコンサルティングを実施。生きがい・働きがいを持って経営を推進するトップランナーらとのインタビューや講演、イベント開催など健康経営や働きがいの普及啓発に取り組む。今では健康経営、ウェルビーイング、人的資本経営を包含し、「IKIGAI経営」の普及啓発へ公私ともに邁進。IKIGAIオタクとしてすべての社会に「生きがい」を広めることを生業とする。