

【働きがいインタビュー】Z世代も大満足!優しさと多様な仕事で「わたしらしく」働く日々(株式会社平山組)
建設業に抱く「厳しくて大変そう」というイメージを覆すのが、長崎・大村市に拠点を置く株式会社平山組。このインタビューでは、体を動かす仕事を求めて入社した前田幸優さん、SNS発信という新たな業務に挑む大村陽菜さん、福祉からモノづくりへ進路を切り替えた山口愛莉さんの3名に、それぞれの入社のきっかけから職場の魅力、日々のやりがい、そしてこれからのビジョンまでを語っていただきました。社員同士の笑顔あふれるアットホームな雰囲気は、なぜ入社意欲を高めるのでしょうか。
株式会社平山組:山口愛莉さん、大村陽菜さん、前田幸優さん
IKIGAI WORKS株式会社:熊倉 利和
1.入社のきっかけと会社選び
まず、入社のきっかけや決め手について伺いました。
前田幸優さん(入社1年目・19歳、以下、前田さん): 体を動かす仕事がしたくて建設業に興味を持ち、地元で探して平山組を見つけました。会社選びは半年ほど行い、平山組以外にも地元で体を動かせる仕事を探しましたが、最終的に平山組が良いと感じました。その決め手となったのは、見学に行った際の会社の雰囲気です。想像していた建設業はもっと厳格で堅く厳しい印象でしたが、平山組は良い意味でそのイメージを覆すような、柔らかくて過ごしやすい雰囲気が印象的でした。社員の方々がみなさん明るく、話していて楽しかったのも印象的でした。分からないことや困ったことがあっても、気軽に質問できて丁寧に教えてもらえそうだなと期待を感じました。
大村陽菜さん(入社3年目・21歳、以下、大村さん): 実はわたしは、元々建設業にはそれほど興味がありませんでした。求人を見ながら面白い仕事はないかと探していて、接客はあまりやりたくないと考えていました。そんな中、「建設業で総合職」という珍しい募集を見つけ、面白そうだと感じたのがきっかけです。特に、広報職としてSNS運用などが内容に含まれている点に面白さを感じました。後から聞いたのですが「建設業にもっと興味を持ってもらうには、事務や現場の募集ではなく、仕事全体の流れが見えるような紹介をしてみたらどうか」と学校の先生からアドバイスを頂いて総合職の求人を出したとの事でした。就職活動で求人は色々見ましたが、行ってみたい!と心が動き、実際に見学や面接に行ったのは平山組だけでした。
山口愛莉さん(入社2年目・22歳、以下、山口さん):元々高校で福祉関係を学んでいました。入学当初は福祉への就職を考えていました。しかし、実習に行ってみてきついことが多く、続けるのは難しいと感じ、別の道を探すことにしました。わたしは小さい頃からものづくりが好きだったと先生に相談したところ、建設業を勧められたことをきっかけに平山組さんの求人をみつけ、見学に来ました。すれ違う人たちが笑顔で挨拶してくれたり、会社の雰囲気がとても良いと感じたため、ここに就職することを決めました。以前目指していた福祉の仕事に未練を感じないくらい、今の仕事にやりがいと心地よさを感じています。この業界でこれからも頑張っていきたいです。
2.入社後のリアルとは?
次に、実際に働いてみたからこそわかる、入社前との視点の違いなどを伺いました。
前田さん:体を動かす仕事は想像通りで、自分に合っていると感じています。現場に出て、実際に作業員さんたちと一緒に作業するのが楽しいです。工事が終わって建物などが完成したのを見たり、教えてもらってできなかったことができるようになったりした時に嬉しさを感じます。
一方で、会社にとって大切な事務仕事があるのは入社してから知り、あまり得意ではないため、今、まさに頑張っているところです。現場で重機に乗っている姿や、現場を任された人が書類仕事もこなしている姿を見ると、すごいな!と感じずにはいられません。入社から1年が経ちましたが、今でも平山組に入って良かったと、心から感じています。
大村さん: 入社した当初は古い社屋でしたが、1〜2ヶ月後には新しい社屋が建ち、そちらで働くことになり、良い意味でイメージが180度変わりました。新しい社屋で働くこと自体に、ワクワクと面白そうだなと感じていました。入社後には同期3人で、倉庫で机などを2ヶ月かけて作った経験もあります。入社後、がっかりしたことは特にありません。
入社1〜2年目は広報としてSNS運用やイベント企画などを担当していましたが、今は建設ディレクターとして現場の書類サポートの仕事もしています。書類業務は現場の知識が全くなかったので、最初は大変だと感じましたが、教えてもらいながら、分からないことができるようになっていくことに、やりがいを感じています。SNSはゴールが見えにくいと感じる一方、書類業務は明確なゴールがあるため、やりやすく楽しいです。もしかすると、わたしに向いていたのかもと感じています。
山口さん:わたしは入社後、がっかりしたことは特にありませんでした。資格を取らせてもらえるのは非常に良いと感じていますし、自分もどんどん資格を取って、後輩に負けないようにしたいと意欲を持って取り組めています。
現在は、主に100万円未満の比較的小さな工事(駐車場の区画線工事など)の営業を担当しています。建設のことを全く知りませんでしたが、先輩に優しく教えてもらい、今では一人で図面を書いたりできるようになってきました。自分で書いた図面が採用されて実際に形になった時に、すごくやりがいを感じます。
周りの同年代の友人からは「ブラックじゃないの?」と言われることもありますが、自分自身ではそんなこと全く感じていません。しいて言うなら給料面は安めなのかもしれませんが、任されている仕事には責任があり、やりがいを感じています。
3.未来への挑戦!これからのわたしたち
最後に、将来の目標や、会社を検討している後輩へのメッセージについて聞きました。
前田さん:もっと色々なことを覚えて、資格試験にも挑戦していきたいです。資格があればできることも増えますし、勉強を通して分かることも増えると思うからです。
もし高校の後輩が平山組を考えているなら、まず一度見学に来てもらうことを勧めます。会社の雰囲気や仕事内容を見たり、社員に話を聞いたりすれば分かりやすいと思います。アピールするなら、仕事のやりがいや、体を動かせること。自分の好きなことが平山組にあるから、自信を持って勧められます。
大村さん:将来は、書類業務で「大村さんに任せとけば大丈夫」と言われるようになりたいと思っています。当分は平山組で働き続けたいと感じています。入社して良かったと思っていますし、転職は考えていません。
平山組のアピールポイントは、社員が皆優しくフレンドリーなところです。また、仕事もガッチリしすぎず、自分のペースでできるところも良い点だと思います。
山口さん:将来的には、上ばかりを目指すのではなく、まずは一つ一つ自分のできることから少しずつ挑戦していきたいです。ゆくゆくは、今担当しているような小さな工事だけでなく、一軒家を建てるような大きな金額の営業も担当してみたいと思っています。
平山組を検討している後輩にアピールするとしたら、人の優しさです。仕事以外のことでも色々と話せたり、相談に乗ってもらえたりするので、そこが魅力だと思います。
取材後記
今回は平山組さんの若手社員3名のみなさんに、入社経緯から日々の仕事、そして将来への展望まで、ざっくばらんに語っていただきました。インタビューは中村常務が参加されるまでの短い時間ではありましたが、みなさんがそれぞれに、等身大の働きがいを本音で語ってくださりました。
インタビューを通じて特に印象に残ったのは、みなさんが語る会社の雰囲気の良さや、人の優しさです。一般的にイメージされる建設業という環境とは違ったと語るみなさんの言葉は熱く、できることが増えるやりがい、そして自己成長への意欲も強く感じられ、まさにIKIGAI経営が人を熱くする!を実感しました。
【企業データ】
会社名:株式会社平山組
事業内容:建築工事の設計・施工・管理/土木工事の設計・施工・管理/舗装工事の設計・施工・管理/下水道工事の設計・施工・管理/鉄道工事の施工/アスファルト合材販売/不動産関連事業
所在地:〒856-0826 長崎県大村市東三城町8-4(本社)
資本金:30百万円
社員数:43名